製品紹介Product Information
スマート工場(スマートファクトリー)とは
スマート工場とは、新規や既存の工場内のあらゆる機器や設備、工場内で行う人の作業などのデータを、IoTなどを活用して収集・蓄積し、このデータを分析・活用することで新たな付加価値(生産性・製品品質の向上)を生み出せるようにすることです。

スマート工場化へのプロセス
スマート工場を構築するには、工場内で稼働する機器や設備のログデータ・人の作業データをIoTなどを活用して取得・収集(センシング技術)、その大量のデータを転送して価値情報へ変換し蓄積(ITインフラ技術)、さらに機械学習・AIなどで分析・活用(プラットフォーム技術)が必要になります。
工場内から得た設備稼働・加工状態・製品品質などの情報をもとに設備機器同士、設備機器と人が理想的に連携することで、製造ラインの柔軟性を高めて『止まらない工場/自動化品質向上』を追求、高収益モデルの構築を目指します。
「タックSmart工場システム」は、生産設備の設備総合効率の向上支援を目的として開発された製造業向けのシステムです。当社が進めるスマート工場化は、お客様の製造現場にとってスタートしやすいレベルから、少しずつ目標をクリアしながら、確実に進めていきます。

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フェーズ1見える化へのステップ
IoTを活用して設備から収集したデータを分析し、数値やグラフなどにして傾向や状態を視覚化する。
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フェーズ2制御へのステップ
より効率的な生産体制を構築するために、分析して得た結果を機械が分かる言葉に変換し、機械が生産できるように制御する。
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フェーズ3自律化へのステップ
分析結果の学習を機械が自動的に行うことで、効率化をシステム自身が自律的に行って生産の効率化を図る。
スマート工場化へのステップアップ
タックが重要視しているのは、スモール(低予算・短期導入・価値の見込みがあるところ)スタートし、現場の環境〈データの収集度〉、企業の成長〈活動の成熟度〉にあった製品・サービスを提供することです。
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STEP1現状把握
現場で起きた事実をタイムリーに収集・集約し、
事実を正確に“見える化”する- ①設備稼働状況の見える化
- ②製造タクトタイムの見える化
- ③工程能力と品質不良発生の見える化
※計画と実績の対比、集計による層別
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STEP2改 善
改善項目に優先順位付けし、
異常との関係性を多角的視点で“要因分析”する- ①設備異常解析の分析支援
- ②製造タクトばらつき/遅れ解析の分析支援
- ③品質不良原因解析の分析支援
※チャート分析、4M分析、共通性分析、相関分析、決定木分析等
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STEP3維持予防
現場設備・製品の本来あるべき水準を
保つよう“異常を監視”する- ①設備稼働/部品センサーの異常監視
- ②製造タクトの異常監視
- ③製品の加工プロセス監視
※メール等による異常通知
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STEP4最適化
(制御)蓄積した生産情報をもとに、次にどうなるか、
どうすべきか“将来の予測”をする- ①設備部品の故障予測(予知保全)
- ②製造タクト劣化の事前予測
- ③良品条件のFF/RB制御
タックSmart工場クラウド
製品構成イメージ

クラウド運用環境のセキュリティ
タックSmart工場クラウドは強固なセキュリティで安全に運用いただけます。
①IoTセキュリティガイドライン等の準拠
②通信・データの暗号化・保護
③通信上の脅威に対する対策
④厳重なログイン管理
主な対応デバイス・FA機器
分類 | 機器・メーカー | 型式・種類 |
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PLC | 三菱電機 | Qシリーズ Aシリーズ FXシリーズ |
オムロン | CSシリーズ CJシリーズ |
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キーエンス | KV-8000 KV-7500 KV-5000 |
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センサー | パトライト | AirGrid WDシリーズ |
外付けセンサー | 光、電流、回転 他 |
※上記FA機器の他にも、多数の機器との接続が可能です。
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